この度、5月24日に開催されました通常総会において、一般社団法人広島県資源循環協会青年部の部会長職を拝命しました神波 直樹と申します。
平素より一般社団法人広島県資源循環協会青年部会の活動に多大なるご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
さて、新型コロナウイルスも五類に移行し、社会もようやくコロナ以前の経済活動に戻りつつ、街中では外国人観光客の増加などで実感されているのではと思います。しかしながら、ウクライナやイスラエルなど世界では紛争が後を絶たず、安定した世界経済、安心な生活環境の維持は困難な状況にあります。
環境問題の対応としてもカーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーへの取り組みが加速する中「循環経済」の推進には、これまで以上に動静脈連携が重要となって行くものと考え、静脈産業の人材、コスト、技術など多くの面で、急ピッチで進んで行かなければなりません。又、労働安全衛生活動においても、「安全はすべてに優先する」を基本理念のもと、会員がトップレベルの実力をつけるべく事業を通じて取り組んで頂きたいと考えております。部会長の役をお声掛けいただいた事で若輩者ではございますが精一杯活動していく事、青年部活動で私が得た学びや経験を短い期間の中で十分に発揮出来ればと思います。その為には役員をはじめ、会員の皆様方のお力添えがなければ部会長職を全うすることが出来ません。限られた任期の中ではございますが、青年部内で会員同士が切磋琢磨し、情報共有や社業繁栄の為に活動することで、本会の発展に寄与する事が出来ると考えております。
最後になりますが、私自身不慣れな点が多くございますが今後とも変わらぬご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
結びにあたり、会員企業の皆様方の益々のご発展とご健勝を祈念しまして、書中をもちましてご挨拶と代えさせていただきます。
一般社団法人広島県資源循環協会
青年部会 部会長
神波 直樹
一般社団法人広島県資源循環協会青年部会は、会員相互の交流を図り、研修会等を通じて自己啓発に努めるとともに循環型社会を目指して、産業廃棄物の適正処理及び再資源化に関する知識と技術を高め、経営の合理化、近代化等の推進と協会の発展に寄与することを目的として創設された組織です。
部会員数:43名(令和6年5月24日現在)
私たち青年部会は、会員相互の情報交換やつながりを大切にしながら活動しています。 若い会員の皆さん、ぜひ一緒に活動してみませんか?
【令和5年度】
①全国産業資源循環連合会青年部協議会 第12回全国大会九州大会in沖縄
令和5年10月27日(金)那覇文化芸術劇場なはーと、沖縄ハーバービューホテル
青年部会員11名で参加してまいりました。全国から600名を超える参加者が沖縄に参集し、記念事業から始まり、記念式典、交流会と全国の会員と交流を深めることが出来ました。記念事業では「サンゴ再生」への挑戦 私たちは学び、考動する!と題し、映画のモデルにもなった金城浩二氏の基調講演でサンゴの養殖や関わり方についてご講演をいただき、その後、幾見優子氏を交えて海野泰兵会長(全国産業資源循環連合会青年部協議会)によるパネルデスカッションが行われました。講演後はサンゴの苗付けデモンストレーションを参加者全員で行いました。記念式典では海野泰兵会長の挨拶後、大会旗伝達で次回開催地近畿ブロックへと旗が受け継がれました。
②「環境の日」ひろしま大会
令和6年度6月8日(土)基町クレドにて
・広島県資源循環協会の紹介(パネル展示や資料配布)
・カーボンクエスト(カードゲーム)の実施
・エコ風船(250セット)や花の種(500袋)の無料配布
・コンポストの無料配布
環境への負荷の少ない持続可能な社会構築に向け、県内事業者等による環境保全に関する取組紹介などの情報発信を通じて、環境保全や地球温暖化対策についての県民の理解や機運の醸成を図る目的で開催され、青年部会員から12名が参加し、協会のPR活動として汚泥からリサイクルされた肥料や花の種の配布を行いました。
③全国産業資源循環連合会青年部協議会第25回通常総会
令和6年6月13日(木)東京都港区新橋 AP新橋
④出前授業 福山市立赤坂小学校
4年生を対象に環境教育として出前授業を実施しました。
昨年と同様に、出前授業として脱炭素社会の一助となるためにカーボンニュートラルを楽しく学べる授業を実施しました。
授業の流れとしては、カーボンニュートラル達成の未来、未達成の未来で何が起こりえるのかを映像で学び、その後自分たちがこれから実現に向けて何ができるのか、そしてカーボンニュートラル自体の仕組みをカードゲーム「カーボンクエスト」で知り、最後に取り組み宣言として葉っぱの紙に「これから自分がやってみようと思うこと」を書き込み、カーボンニュートラルツリーを完成させるといった流れを小学校の授業2時間分の枠をいただき実施しました。カーボンクエストも、カードゲームということで子ども達の興味を惹き、体験を通じて非常に楽しんでもらうこともできました。取り組み宣言としても「節電や節水をする」「フードロスをへらしたい」「ごみを増やさないようにがんばりたい」など、脱炭素社会実現に向けて取り組みの機運を高めることができ、授業としても大盛況に終えることができました。
広島県資源循環協会としても、私たちの取り組みを伝播させるとともに、社会課題解決に向けての一助を担うための取り組みとして今後も普及活動に努め、環境啓発活動に積極的に取り組んでまいりたいと存じます
⑤全国産業資源循環連合会青年部協議会第13回カンファレンスin鳥取
令和6年2月8日(木)米子コンベンションセンター多目的ホールにて開催されました。
全国47都道府県の部会長を始めとする会員177名が集結し設立30周年に向けて我々が成すべきことを考えるディスカッションを行いました。
中国ブロックの青年部会員の力が集結し、現職部会長、次世代部会長、参加した青年部会員の熱い議論の場を作り上げられたカンファレンスになったと思います。